Hypnotic Dystopia TypeA ~ヤンデレA.I.と爬虫類エイリアンズの快楽調教責め催眠~

★現在、本シリーズの基本セットである『Hypnotic Dystopia』を全編無料で公開中!
 自信があるから全て見せます。作品カテゴリーの記事or販売ページの体験版ダウンロードからどうぞ★


人工知能の歪んだ愛情、人間のオスを性奴隷にするエイリアンたち……
SF世界での、催眠による倒錯的な絶頂感をご提供。
催眠音声のフリーク集団、サークルTAKKが自信を持ってお送りするシリーズ最新作!

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退廃的なSFの雰囲気、異種姦や調教プレイ、
そして催眠が好きな方はもちろんのこと、
完全に支配されたいというマゾな性癖をお持ちの方にオススメの一作!
コンピューターA.I.の狂気に似た愛情と、‘再教育’による快感。
エイリアンに触手で弄ばれての逆レイプ強制連続絶頂と服従の悦楽。
★合計収録時間4時間43分におよぶ自信作!★
催眠でしか得られない強烈な絶頂感をご堪能ください。

             ■■警告■■
本作品『Hypnotic Dystopia TypeA』は、異種族姦、逆レイプ、洗脳などの要素を強く含みます。18歳未満の方、心身が健康な状態にない方、および、下記の何れかの恐怖症を有すると思われる方のご購入は硬くお断りいたします。

1、動物恐怖症(昆虫や爬虫類、特に“ヘビ”に対してのもの)
2、先端恐怖症
3、閉所恐怖症

作品内にはこれらの恐怖症(単一恐怖)を緩和させる暗示が組み込まれていますが、その発生原因によっては、想定している緩和の効果を下回る可能性があります。そのため、特に上記三種の恐怖症を持っていると思われる方の視聴はオススメできません。
また、如何なる場合においても、本作を視聴したことによって発生した不利益に関して、当サークルは一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承の上、お買い求めいただきますようお願い申し上げます。
             ■■■■■■

本作『Hypnotic Dystopia TypeA』で、素晴らしいお声をご提供下さいましたのは、

・アルファβ役 桃山小鳥
・エイリアンA(右音声)役 野上菜月
・エイリアンB(左音声)役 みみ。

の御三方です。サークル一同、心より厚く御礼申し上げます。
また、作品内には一部、御三方の音声をミックス、加工、編集したものを使用した部分(読み上げソフト風に加工したスレイブシステムの音声など)が存在します。

セクシーで知的なアルファβと、
“無慈悲な慈愛”に満ち溢れたエイリアンたちとのセッションを、心行くまでお楽しみ下さい。


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進捗状況のご報告。

ご無沙汰しております、TAKKです。

最新作となる『Hypnotic Orient(以下HO)』と『Hypnotic TSF』の二作品の発売日が少し遅れる見込みです。
4月~5月の発売を予定しておりましたが、1ヶ月ほどの延期になるかと思われます。

それに伴いまして、4月~5月中にHOのフリー版を公開させて頂く方向で調整中です。
具体的な公開日などは近いうちにまた告知させて頂きます。
今しばらくお待ち頂ければ幸いでございます。


TAKK

作品アイデアその3。

TAKKです。
雑記にてお知らせしておりました通り、アイデア集のその3を記して参ります。
ナンバーは9からになります。


9:床オナ用の作品
催眠状態での床オナによるセルフ行為をテーマにしたもの。うつ伏せ状態で聞くことを前提にした作品。うつ伏せ状態ではヘッドバンド型のヘッドホンが使用し辛いという点を考慮すると、催眠暗示は仰向けで行い、その後の床オナ部分はスピーカーから流しても問題ないような音に合わせて行う方式にしてみるのも面白いかもしれません。アゴを枕に乗せる格好にするか、イヤホンを片方だけ着けた状態で行える内容にするかが悩みどころ。何れにせよ、プレイ内容を擬似セックスとするなら正常位での行為をイメージしたものになるでしょう。……オナホを装着した状態で床オナを行うようにすると感覚的にはより近しいものになると思われますが、準備するものや動作が多くなるため、催眠という点を考慮するなら、そのタイプの音声はオマケとして同梱する形にした方が良いかもしれませんね。

10:スロージョブ、フェザータッチなどの焦らし系
スロージョブ(slowjob)という言い方は国内では一般的ではないかも知れませんが、要するに(その名の通り)スローなペースで行われる手淫や口淫行為、もしくはフェザータッチなどの焦らし系の行為をテーマにしたもの。催眠部分は快感強化を中心とし、追い込みをかけるようなことはせずに、はじめから終わりまで一貫してスローなままが好ましいでしょう。声に合わせて実際に自慰を行うか否かをはじめに選択することで、ドライとセルフの両方に対応できるように構成する形で。“焦らし系”と銘打っているものの、絶頂を目前にして行為を止めることを繰り返すタイプにするよりも、最小の刺激を常に加え続けるものとしたほうが差別化できて良いかもしれません。海外の催眠音声にあるような、ある特定の部位への崇拝(Worship)を促す内容……具体的には、施術者の右手やマニュキアを塗った指先に対する欲情といったようなフェティシズムの喚起を含む作品になるでしょう。

11:射精管理を介したドライへの到達と、その中での救済措置としてのセルフ行為
以前にも少し書きましたが、マーラと仏陀の逸話をテーマにし、悟り(ドライ)を目指す中でセルフを行うように誘惑され続ける内容のもの。座禅を組んで聞くものとすると敷居が高くなり過ぎる嫌いがあるため、視聴体勢の限定を行うか否かは保留。何れにせよ、数日間のスケジュールで視聴することを前提にした作品になるでしょう。大まかなファイル構成としては、『導入』ファイル→『phase』or『drop』ファイル→『解除』ファイルとなる予定。『phase』と『drop』はそれぞれ数種類、出来れば3段階(合計で6ファイル)ほど用意し、『phase』が完了する度にドライへと近づく内容とします。また、『phase』ファイルではドライへの誘導を行うと共に、マーラ(ないしは、西洋の淫魔をモデルとした者)から誘惑を受けますが、それはあくまでも“誘惑”に留まり、具体的な行為には及びません。そのうえで、『phase』ファイルは一日に1つまでしか聞けない(進めない)と定め、数日後のドライへの到達を目指して頂きます。その途上、『phase』ファイルにおいての“誘惑”に負け、「どうしても今日中に快感をもっと味わいたい」と感じた人は、『導入』→その『phase』ファイルに対応する『drop』ファイル→『解除』ファイルの形で再生。主にセルフ系での絶頂への誘導を行います。……誘導を阻害しない誘惑の形や、ガイドのキャラとしての立ち位置などの調整は必須。

12:実在する動植物の生殖行動をモデルとしたシリーズ作品
艶かしいナメクジの交尾や、交尾時間が20時間以上におよぶガラガラヘビ……皮膚や血管がメスと癒着し、最終的には融合してしまうチョウチンアンコウのオスなど、実在する動植物の生殖をモデルとしたプレイ内容を体感するもの。重要なのは、異種族姦モノではなく、その種のオス(ないしは、片側の)役になって生殖行為をシミュレートしてみようじゃないかというのがテーマである点。どこまで擬人化を行うのかなどの嗜好のバランス調整が悩みどころ。また、体験するその種を“異星人”と設定するならSF系、“魔物”とするならファンタジー系の作品になるでしょう。


以上。
アイデア集その3でした。


TAKK

新作の製作状況とロードマップ。

TAKKです。
しばらく更新が滞っておりましたが、作品の製作が一区切りつきましたので、以前と同程度の更新ペースに戻していきたいと思います。
今回は、現在製作中のその二点の作品のロードマップを記させて頂きます。
と言っても、リリースロードマップとして製作したものではなく、サークル内で指標として使っているスケジュール表をそのまま引用しただけのものですので、遅れたり、早まったり、プラマイゼロで予定通りになったりするかも知れません。そのため、カテゴリは“宣伝”ではなく“雑記”とさせて頂きます。
なお、下記のロードマップ内では略称表記などもそのまま記載しております。“HTSF”はTSシリーズの第一弾『Hypnotic TSF』のことを指し、“HO”はオリエンタルシリーズの第一弾『Hypnotic Orient』のことを指します。“rgb”はred、green、blueの略であり、台本上の大別を表します。(ディストピアシリーズをダウンロードして下さった方はひょっとするとご存知かも知れませんが)TAKKでは台本上の文章の種別やキャラ別に文字色を塗り分けており、声優の皆様に依頼する際も、『この文字色のセリフをお願いします』という形で発注させて頂いております。そのため、どの部分があがってくるのかを示すのに色名を用いているという次第でございます。
以下、新作二点に関わるこれまでと今後のスケジュールです。


3月1日 HOボイスrgb発注完了
3月10日 HTSFボイスrgb発注完了
3月25日 HOボイスrを受領 
3月31日 HOボイスgbを受領、仮締め切り、HO編集開始
4月5日 HOアルファ版アップ、HOボイス本締め切り予定
4月8日 HOベータ版アップ
4月上旬 HOマスターアップ、HTSFボイスrgb締め切り予定、編集開始
4月上旬~中旬 HO販売開始 HTSFアルファ版アップ
4月下旬 HTSFベータ版および、マスターアップ
5月上旬~中旬 HTSF販売開始


以上です。
『Hypnotic Orient』に関してはキャスティングと依頼を完了し、『Hypnotic TSF』も概ねのところ順調というわけで、現時点では予定通りに進行しております。しかし……このまま上手く事が運べばと思う一方で、スケジュールが順調だと何だか味気なく感じてしまうこの奇妙な心情はいったい何なのでしょう。「人が私に同意するときはいつでも、自分が間違ってるような気がしてならない」とは、オスカー・ワイルドの言葉なのだそうです。なるほど、それと似た心境なのかも知れませんね。100年以上前の作家ですが、彼の作品や言葉は皮肉と機知に富み、彼自身のプロフィールも合わせて見るとなかなか面白いものです。いつか、王子とツバメを題材にして一作品ほど作ってみるのはどうかしら、といったところで、今回の雑記を終えたいと思います。今週中にでも、また作品アイデアのカテゴリに記事を追加するかと思います。

そんなわけで、TAKKからの雑記と宣伝でした。
それでは、また次回!

催眠暗示の技法に関して。

こんにちは、TAKKです。

■■■注意事項■■■
前回の最後にお知らせしていた通り、今回は催眠の技法をいくつかご紹介いたします。
どちらかというと『催眠作品を作ってみたいのだけれど、何をどうすればいいかよく分からない』という方に向けた内容になると思われますので、純粋に作品を楽しみたいという方は、いわゆるネタバレ的な要素を多分に含みますので(前回に引き続きで申し訳ございませんが)お読みにならないほうが良いだろうと思います。


まずはじめに……手法を3種類に分類してみたいと思います。これは、NLPのように(その有効性はどうであれ)手法を体系化しようという試みではありません。ただ、千差万別の催眠技法をご紹介するにあたり、『数字における素数のような何らかの構成単位を定めれば面白いかもしれない』という思いつきからのことです。ゆえに、この分類法は何らかの学術的な根拠に基づいたものというわけではありませんので、その点は、ご留意下さいませ。

さて……催眠状態への誘導や操作の手法は、その全てが下記の3種の要素のうちの何れかひとつ、もしくは複数を主として構成されているものだと言えます。

a.方向性
b.イメージ
c.パルス(アクセントと非アクセント)

以上の三つです。

――『方向性』とは。
前後左右、上下などへの移動を喚起するもののみならず、何かに意識を集中させるものや、思考を特定の向きに促すものもこの要素に含まれます。「落ちる」とか「浮き上がる」という直接的な方向性の表現から、カウントダウンなどの数唱技法による(数の減少or増加という)間接的な方向性の表現まで様々です。意識を集中させるもので有名なのは、渦巻きなどの、ヒプノディスクと呼ばれる類のものでしょう。また、導入においてエレベーターや電車などに乗っていることをイメージさせるのはよくある表現ですね。

――『イメージ』とは。
シュルツの自律訓練法などに代表されるもの。基本的に「○○をイメージしてみましょう」というものは、全てこの要素を含んでいると言えます。ただ、当然と言えば当然な話ですが、なるべく誰でも経験のある感覚や物をイメージするように促すのが好ましいでしょう。両手の温かさを喚起させるなら、あえて限定的な言い方で注意を引くというような意図がない限り、コーヒーカップを手にしたり太陽に手をかざしているといったような平易なイメージを喚起するようにし、温かさからリラックスへと繋げたい場合などは、夏場の蒸し暑さよりもお風呂や布団の中のイメージのほうが良いでしょう。当たり前じゃないかと思われるかも知れませんが、意外とこの『誰でも経験しているであろう』という点を突き詰めるのは難しいことなのです。例えば……睡眠や食事、排泄などは誰でも経験しているものと断定できますが、温かさから幸福感などを促したいときや、ボーっとした感覚を促したいときなどに「お酒に酔ったような」と言う場合、それが伝わるかどうかは確実ではありません。お酒に酔った経験のない場合もあれば、酔うということに肯定的なイメージを持っていない場合もあるからです。と言って、あまりに平易な表現を繰り返されると覚めてしまうという場合もあるようで……このあたりは、音声作品という形態ゆえの悩みとも言えますね。

――『パルス』とは。
これは物理学でいう矩形波のことではなく、音楽でいうところのパルスで、律動やリズムと言い換えても構いません。リズムではなくパルスとしたのは、この要素が『リズムを維持すること』のみならず、『意図的にリズムを崩すこと』を含むものだからです。括弧内で『アクセントと非アクセント』としているのはそのためです。先ほど『物理学でいうところの矩形波ではない』と言いましたが、オベパルスやヘミシンクなども催眠技法として考えるなら、この『パルス』に含まれるでしょう。指をパチンと鳴らしたり、口調を急に速めたりする手法も、これに含まれます。ヘミシンクはパルス(等間隔のリズム)、指を鳴らしたり口調を速めたりするのは、パルス(アクセントと非アクセント)ですね。ただ最初にも言ったように、速めたり大きな音を出したりするのに限定されるわけではなく、それまでの流れから外れた(外した)音を用いるもの全てを『パルス』に分類しています。例えば「ゆっくり深呼吸してみましょう」というような指示を口にする際に、この「ゆっくり」の部分をスローに読み上げるのはよくある技法だと思いますが、その場合は『スローペースな口調』がアクセント、『それまでと、それ以後の通常の口調』が非アクセントになり、パルスに分類されます。

最初に申し上げたように、これら3点は素数のようなもので、これひとつで構成される技法もあれば、複数で構成される技法もあります。例えば、催眠のステロタイプな形として漫画などによく登場する『ヒモ付きの五円玉』を分類するとすれば……まずは、揺れを注視するものであるためa.『方向性』の要素を含み、また、一定のパターンで動くのであればc.『パルス』の要素も含みます。さらに、五円玉を実際に用いるのではなくイメージさせるのであればb.『イメージ』の要素も含むでしょう。そのため、『ヒモ付き五円玉技法』はabc.全てに分類することができます。……しかし、要素が多いほど複雑化する傾向にありますので、五円玉技法は比較的に使い勝手がよくない部類のものと言えるでしょう。また、インチキなイメージが付きまとうため使い難いとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。それは確かにその通りなのですが……五円玉でなくクリスタルのペンダントだとか時計の振り子といったように、揺れる小物を変えているだけで技法として同種のものを使用している作品は数多く存在します。それによって効果が変わるのかは定かではありませんが、たとえ同じ手法であっても、そうしたガジェットのチョイスが作品の個性を定めるのは確かなようです。ちなみに、エレベーターをイメージさせる導入法もよくあるもののひとつですが、これは『イメージ』と『方向性』の2点に該当しますので、ab.であると言えます。このように、気になった技法などがあればよく観察し、要素ごとに取り出して見てみると意外な発見があるかもしれませんね。

蛇足かも知れませんが、これら催眠技法のすべては『意識を正負、いずれかに偏らせること』を目的としていると言えます。“正”とは意識を一点に集中させること。“負”とは意識を均等に分散させることを指します。

分類に関しての説明は以上です。
最後に、こうして分類された技法を用いる際に使われるテクニックに関してです。つまり、言い回しや表現方法に関してですね。使いやすく有名なものとしては『許容的表現』などがありますが、そうした作品全体の方向性を決めるようなものではなく、今回は、より限定的なテクニックとして広く用いられているものの中から、『散在』と『前提』の2つをご紹介いたします。(ちなみに、この『散在』や『前提』という言葉は、わたしが勝手に作った先の分類とは違い、エリクソンに学んだ弟子の一人であるW.H.オハンロン氏とM.マーチン氏の書籍の翻訳からの引用でございます)

――『散在』とは。
ある指示を分散して言葉に紛れ込ませ、間接的に伝えるという手法。仕組みとしては、ある種のサブリミナルのような効果を狙ったものだと考えれば分かり易いと思います。文章にすると次のような形になります。

トランスに入るとはどのような感覚なのか、わたしにはよくわかりません。しかし、トランスに入るという言い方って、よく考えれば不思議なものですよね。催眠にかかるとは言いますが、トランスを感じることをトランスにかかるとは言いません。催眠に入るという言い方は、眠りはじめるというより、術者が催眠を開始するという意味のほうが大きく、催眠にかかるという意味には取り難いように思われます。語義的にも文法上も、トランスとは睡眠に近いものなのかもしれませんが、眠りに入るという言い方は、“すべからく眠る”というような誤用表現ほどではありませんが、個人的にはちょっとした違和感を覚えてしまいます。また、眠りに落ちるとは言いますが……トランスに落ちるという言い方は……うーん、わたしはこれも眠りに入るという言い方と同じく、なんだか可笑しく感じられますね。リラックスに入るというのも……うん、ちょっと可笑しい感じがします。そう考えていくと、トランスとは少し特別なものなのではないかと思えてくるのです。よく『トランスに入れば、すぐにトランスに入っていると分かる』などと言いますが、ひょっとするとそれはその通りで、それほどトランスというものは特別な感覚ということなのかも知れませんね――」

と、このような感じですね。音声作品の場合、これを普通のペースで話し続けるのがベターな形だと思いますが、太字にした部分を少し強めに読んだり、テンポをわずかにスローにしたりすることで意図的に目立たせるという場合もあります。というのは、実際の対面で行われる催眠においては、相手が『指示されること』に抵抗感をもっているかどうかを図ることができますので、指示されることを嫌っていない場合は、散在している言葉を目立たせることで、その発見がスムーズになるような方向に導くこともあるのです。この例文の場合は、黒字の部分から施術者の意図するところが分かるかと思われます。関連性はハッキリしませんが、精神分析の手法にも似たようなものがありますね。

――『前提』とは。
これにはいくつかのバリエーションが存在しますが、その中でも最も簡単なものは“選択の幻想”と呼ばれる手法でしょう。次のような言い回しをします。

「わたしは占い師のように何もかも見通せる力を持っているわけではありません。だから、あなたに何かを強制したりはしないんです。あなたにとってベストな方法やタイミングは、あなた自身が一番よく分かっていることなのだとわたしは思います。ですから……例えば、あなたは自分の意思で自由にトランスに入っていくのかもしれないし、わたしの声に従うことで入っていくのかもしれません。そのトランスはごくごく浅いものかも知れないし、中くらいのものか、あるいは、とても深いものなのかもしれませんね。仰向けに寝そべった状態で入っていくのか、横になった状態で入っていくのか、あるいは、リラックスした状態で入るのか、緊張した状態で入るのか、それはあなたが決めていいことなんです。今すぐにはトランスに入らないと決めたって構いません。本当にあなたの思うとおりに定めて構わないのです」

と、こんな感じです。
これは一見すると聞き手に選択権を与えているように見えます。いえ、実際にある部分では選択して下さいと言っているわけですが、ここで言っている全ての言葉は、すでに『トランスに入ること』を前提にした文言であることがお分かりになるかと思います。いつトランスに入るのか、どのくらい入るのかを決めていいですよと言うことで、『トランスに入らない』という選択を意図的に排除しているのですね。無論、この文言だけでトランスに誘導できるというものではありませんが、実際の催眠や、催眠音声などの多くは随所にこうした仕掛けを置くことによって誘導していくように作られています。


というわけで、TAKKの作品は、こうした手法を用いて作られておりますよというご紹介でした。
また、余談ではありますが、こうした誘導の手法を今よりも細かく分類することは、催眠音声の次の段階へと進むきっかけになるかもしれません。……と言いますのも、筋電図を用いた意識状態の観察(表情筋を指標としたもの)により、『どの誘導法で形成されるかによって変性意識の形(質)は違ったものになる』という可能性が示唆されているからです。『トランスというものは存在する(状態派)が、その形はひとつではない』という考え方ですね。こんな言葉はありませんが、催眠というものの捉え方として分類するなら“多義性状態派”といった感じでしょうか。『喜びや悲しみや怒りなどを示す言葉には様々なバリエーションがあるように、トランス状態と一口に言っても、本当はいろいろあるのかもね』ということ……つまり、今はまだそれを示す言葉がないため、十把一絡げに“トランス”や“催眠状態”などと呼んでいるだけで、あなたが経験したトランスは、別の誰かが経験したトランスとは形の異なるものなのかもしれないということなのです。思春期にクオリア関連で悩んだことのあるような方々(わたしもその一人ですが)であれば、興味深いものだと共感して頂けるのではないでしょうか。……もっと詳しく知りたいという方は、 CiNii Articlesなどの学術総合データベースにて“変性意識 筋電図”などのワードで本文検索をしてみて下さい。日本語で記述されているものも多いので、何となく眺めるだけでも楽しめるのではないかと思います。

さて……しかしながらこうして書き記してみると、この『トランスの形は複数存在する』という考え方は、何とも不思議な感じが致します。もしかすると、将来、催眠状態やトランスの存在がより明確に証明され、人の示す反応にも何らかの法則性が見出せるようになったとすると、その頃の催眠音声作品のラベルには『どのタイプのトランスをもたらすものなのか』が一目で分かる“トランスの成分表”のようなものが表記されているかもしれませんね。巻きタバコのように、自分の好みにトランスをブレンドできるようになったり……ああ、そんな確かなものにいつの日かなればいいなと思う、今日この頃でございます。

さて、長くなりましたので、今回はこのへんで。
それでは、また次回!
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